わけのわからないカタカナ語に対応する、わかりやすい日本語をつくる研究を行なっています。
新聞やテレビを見ていると、馴染みのないカタカナ語が使われていることがあります。どういう意味なのか調べてみたら、全く未知というわけではない概念です。
「それならなぜ、こんな変なカタカナ語を使うのだろう」
と嘆かわしく思うのですが、それに対応する日本語がないということのようです。このたび、ないなら作ってしまえば良いことに気づきました。誰かが力のある言葉を造っていれば、マスメディアもそれに倣うようになるのです。オレオレ詐欺や振り込め詐欺が良い例です。実際、かつてそのような言葉を創ってきたことを思い出しました。
このたび、本研究所を立ち上げるきっかけをくれたのは「アルムナイ・ネットワーク」です。
従来の成果はブログカテゴリ「言葉をつくろう」から。
それ以前はこちら。
アドボカシーの日本語訳をつくろう
ユビキタスの日本語訳をつくろう
機種依存文字のルーツ
従来、姉妹組織のテック国語学研究所で扱うことが多かったのですが、テック関連でないものも出てきたので、新たな組織を立ち上げることにしました。
2021/1/17 シン日本語研究所 主任上席特別研究員 山野辺裕二