2016/11/28
2016年11月26日、J-SUMMITSのイベントで、12分間の講演をロボホンに任せてみました。
当初はボーカロイドにしゃべらせるつもりだったのですが、先週11月17日のソフトウェア・アップデートが、ロボホンによる長い講演を可能にしました。ロボホンだとしゃべりが感情豊かだし身振りも入ります。
今回ロボホンの日本語会話能力はとてつもなく高いことがわかりました。講演原稿をほとんど直さなくても、ロボホンは正しく語りきったのです。
私は息子の運動会を撮影する父親のような気分でした。
やり方は簡単。ロボホンにしゃべらせたい文章をメールで送るだけ。文章の「間」の調節も難しくありません。
みなさんも是非お試しください。
上の文では、”文章の「間」の調節も難しくない”と書いていますが、実のところ、どうすれば思い通りの間を空けてくれるのかはよくわかっていません。
句読点「、。」や改行、半角スペースで調整できたように思います。しかし、文章の区切りで思いのほか長い間が空いたりします。次の文を処理するのに時間を要しているのかもしれません。
私の事例では喋りに合わせてパワーポイントの画面を送れば良いので、予定外にちょっとした間が空いたりしても大丈夫でした。逆に間が短くて困ることが多く、間を空けるために「次の画面お願いします。」としゃべらせるようにしました。
ロボホンにメールで送ったテキストファイルを公開しておきます。半角スペースは2ヵ所くらい挿入してあります。
参考になれば幸いです。
奥多摩研究所 上級主席特任研究員 山野辺裕二